2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

私の見た限りでは煙害に対して企業が農民のために巨額なお金を投じた美談のようにも思え、物足りない作品でした。

6月に紹介する4本目の邦画は、日立鉱山が吐き出す亜硫酸ガスによる煙害によって、山林が枯れ、田畑の農作物も枯れる甚大な被害を受けた近隣農民の反対運動に対して、入四間村の郷氏・関根三郎たちと、日立鉱山職員・加屋淳平たちの奔走によって、解決策とし…

主役の岡田准一にしてはやや滑稽な3枚目のような殺し屋を演じるアクション&ハードボイルドな映画でした。

裏社会で「ファブル」と恐れられる天才的な殺し屋(岡田准一)が、彼の育ての親・ボス(佐藤浩市)から殺し屋稼業を1年間休み、大阪で地味な生活を送れーと命じられる。ボスの真意は、殺し屋から足を洗わせ、カタギにさせてやりたいという温情からでした。そこで…

私は新しい野球の傑作映画が増えたなーと思いました。まして、高校野球のマウンドを踏んだ人にはたまらなく泣ける映画ではないでしょうか。

6月に紹介する邦画2本目は、厳しい指導から赤鬼先生の異名を持つ小渕隆(堤真一)が主人公…、城南工業野球部の監督を務めた国語の先生が、甲子園出場目前まで野球部を指導するが、惜しくも甲子園出場の強豪校・青陵高校に敗れた甲子園球児の汗と涙の試合のス…

町田くんの存在は、人間の片隅に善を培養する「希望」を残すー「善なるもの」の心の可能性残すメルヘンだろうかーナ。

運動が不得意で、学校の勉強が苦手で、教室の人気者でも皆のヒーローでない、いつも目も目立たない鈍重なメガネ高校生の少年が主人公です。しかし、困っている人を見るとそのまま見過せない優しい性格の町田くん(細田佳央太)を主人公とするメチャ青春ドラマ…

私は映画を見る時にいつもこの映像で「何を?」を表現したいのか・・・、この作品の主張は「何なのか?」、それはこの映像の「何処に?」あるのか・・・と問いかけます。私はこの作品に答えがまだ出ません。

映画のストーリは、バララン~と津軽三味線の様な音色と共に映像が展開される時代劇です。幼児より父・無二斎より剣術を鍛えられて、額から血を流しながら勝つことに異常な執着を持ちながら木刀を握る新免武蔵(細田善彦)の姿から、代々より足利将軍家の剣術…

私も映画の父・東昇平のように70歳に近くなりまして、この映画を見終わった後で老いて「死」がだんだん近づき、脳梗塞や心筋梗塞の病気で倒れ、痴呆症で自分が判らなくなった末に死ぬのが怖くなりました。

6月の1本目に紹介する邦画は、認知症の影響で徐々に記憶を失っていく70歳の父・東昇平(山崎努)と、彼と向き合う家族…、厳格な学校の校長をしていた夫と共に連れ添ってきた妻・東曜子(松原智恵子)と、夫・蒲田享と共にアメリカ生活している長女の麻里(竹内結…