3月の2本目は、新宿の歌舞伎町で偶然であった薬チュウの少女・モニカ(小西桜子)を追いかけていたヤクザと懇ろな悪徳刑事・大伴(大森南朋)を一撃で殴り倒して助けたことで、中国マフィアとヤクザから狙われることになったプロボクサーの葛城レオ(窪田正孝)…
福島原発 2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生、それに伴う巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。津波による浸水で所内全ての電源がストップする。そのことでポンプが停止する、原子炉の冷却が停まる…つぎつき起こる地震と津波の被…
1月に紹介する2本目は、福本伸行のベストセラーコミックを原作にした劇場版シリーズの、第1作『カイジ 人生逆転ゲーム』、第2作の『カイジ2 人生奪回ゲーム』に続く第3弾の『カイジ ファイナルゲーム』(2019年公開、佐藤東弥監督、徳永友一脚本)でした。…
1月に紹介する邦画は、一匹狼のヤクザを主役とした長渕剛主演のドラマ『とんぼ』(1988年、柳井満プロデューサー、黒土三男脚本)、『英二』(1999年、川上一夫プロデュース、黒土三男監督&脚本)以来久々の、長渕剛主演の映画『太陽の家』(201…
道路よりも低い半地下のモグラの様な住宅に住む4人家族の貧しいキム一家は、父親のキム(ソン・ガンホ)も、ソウル大学に何度も落ちた長男のギウ(チェ・ウシク)も、偽造書類偽証書を作成するのが得意な妹のギジョン(パク・ソダム)も、全員失業中で、日々の食…
山田監督の寅さんが22年ぶりの新作が公開されたので早速見に行きました。12月に紹介する作品は、シリーズ通算50作目の『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年公開、 山田洋次監督)でした。懐かしく見ている私も、観客もいずれも年を取ったが、スクリー…
周防正行監督作品で、『シコふんじゃった。』(1991年)や『それでもボクはやってない』(2007年)の2本が好きでしたが、今回公開された『カツベン!』は、わたくしの好きな1本になりました。その先時に、社会性を内包した映画を製作してきました。『それでも…
江戸時代の幕藩体制と武士社会を経済の視点で歴史を見たのは、磯田道史のベストセラー『武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新』を原作とする映画『武士の家計簿』 (2010年公開、 森田芳光監督、柏田道夫脚本)が映画史では初めての作品だろーネ…。戦国…
長野県小諸のとある「精神科病院」を舞台に、不倫していた妻とベッドで寝たきりの高齢の祖母を殺害し、死刑執行されたが、死刑のロープにぶら下がりながら息を吹き返して精神病院に社会から隔離され隠された死刑囚・梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)と、突然脳裏から…
蜜蜂と遠雷 今回紹介する作品は、芳ヶ江国際ピアノコンクールに一次審査二次審査と挑むいずれも天才ピアニストピアノの4人…、栄伝亜夜(松岡茉優)と、音楽家ホフマンに才能を認められ師事していた、しかも栄伝の母親から幼少の時にピアノの個人レッスンを受…
最高の人生の見つけ方 自動車整備士のエドワード・コール(ジャック・ニコルソン)と、金持ちのモーガン・フリーマン(カーター・チェンバーズ)の二人が、末期ガンで入院、余命6ヵ月と宣告されたのをきっかけに、死ぬ前に思い残した願望を実現しようと、冒…
楽園 少女二人が失踪する事件12年前に起こるー。この失踪事件は、田圃に囲まれたあぜ道のY字路で、二人の小学生・湯川紡( 杉咲花)と 藤木五郎(柄本明)の孫にあたる幼女が分かれた後で失踪する。今回紹介する映画は、廃村寸前の村で起こった失踪事件が映…
新しくこのブログに映画の観賞コメントを掲載することにしました。主に邦画を中心に載せたいと思っています。yahooblogで今まで掲載していたのですが、yahooブログが掲載中止になりましたので、こちらに移行しました。以前の私のブログは12月過ぎまでは閲…
8月に紹介する邦画は、一流商社に勤務する鈴木静香(三吉彩花)は、拾ったタダ券で遊園地の見世物小屋のマジックショーに姉の子供の子守のために連れていく。小屋のインチキマジッシャン(宝田明)に催眠術をかけられ、曲が流れた途端にリズムにのって歌って踊…
日本帝国海軍の上層部の平山忠道造船中将(田中泯)は世界に威厳を示すための巨大戦艦大和の建造に意欲を見せるが、海軍少将の山本五十六(舘ひろし)は今後の海戦には対航空機戦闘を考えた航空母艦の方が必要だと主張する。進言を無視する軍上層部の動きに危険…
7月の1本目は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)とウェイトレスのオオバカナコ二(玉城ティナ)と殺し屋専用のレストラン「ダイナー」が舞台となった『Diner ダイナー 』(2019年公開、蜷川実花監督、平山夢明原作、河合孝典の漫画『DINER…
6月に紹介する4本目の邦画は、日立鉱山が吐き出す亜硫酸ガスによる煙害によって、山林が枯れ、田畑の農作物も枯れる甚大な被害を受けた近隣農民の反対運動に対して、入四間村の郷氏・関根三郎たちと、日立鉱山職員・加屋淳平たちの奔走によって、解決策とし…
裏社会で「ファブル」と恐れられる天才的な殺し屋(岡田准一)が、彼の育ての親・ボス(佐藤浩市)から殺し屋稼業を1年間休み、大阪で地味な生活を送れーと命じられる。ボスの真意は、殺し屋から足を洗わせ、カタギにさせてやりたいという温情からでした。そこで…
6月に紹介する邦画2本目は、厳しい指導から赤鬼先生の異名を持つ小渕隆(堤真一)が主人公…、城南工業野球部の監督を務めた国語の先生が、甲子園出場目前まで野球部を指導するが、惜しくも甲子園出場の強豪校・青陵高校に敗れた甲子園球児の汗と涙の試合のス…
運動が不得意で、学校の勉強が苦手で、教室の人気者でも皆のヒーローでない、いつも目も目立たない鈍重なメガネ高校生の少年が主人公です。しかし、困っている人を見るとそのまま見過せない優しい性格の町田くん(細田佳央太)を主人公とするメチャ青春ドラマ…
映画のストーリは、バララン~と津軽三味線の様な音色と共に映像が展開される時代劇です。幼児より父・無二斎より剣術を鍛えられて、額から血を流しながら勝つことに異常な執着を持ちながら木刀を握る新免武蔵(細田善彦)の姿から、代々より足利将軍家の剣術…
6月の1本目に紹介する邦画は、認知症の影響で徐々に記憶を失っていく70歳の父・東昇平(山崎努)と、彼と向き合う家族…、厳格な学校の校長をしていた夫と共に連れ添ってきた妻・東曜子(松原智恵子)と、夫・蒲田享と共にアメリカ生活している長女の麻里(竹内結…
5月の邦画の4本目は、今の日本の武力衝突の可能性をシリアルに描き、自衛隊の「軍事衝突」を生々しく取り上げた戦争映画『空母いぶき』(2019年公開、若松節朗監督、かわぐちかいじ原作小学館〈ビッグコミックス〉掲載、伊藤和典&長谷川康夫脚本)でした…
何もTVドラマでたくさん見てるのだから、わざわざ映画館でなんて見なくても・・・と私も思っていたのですが、深夜TV放送で『スポーツ編』や『SPドラマ・運勢編』を見て、もっと別のストーリを見たくんなってしまいました。それにしても、ダー子役の長澤まさみの…
5月に紹介する作品は時代劇『居眠り磐音』(2019年公開、本木克英監督、原作、藤本有紀脚本)でした。ピエール滝が麻薬騒ぎで逮捕された時に、この映画にも出演していたので、東映は「麻雀放浪記2020年」をそのまま公開し、この作品は代役を立てて取り…
大手ゼネコン・鹿島建設勤務の宗方秀一(中山麻聖)は、副社長の娘・白河早苗(小林涼子)との結婚も数日前に控え、公私共にハッピーな人生を歩き始めたところでした。遅刻した大学時代からの友人森田輝(石田法嗣)を助手席に乗せて、細い裏道を急いで結婚式の打…
5月に紹介する1本目の映画は、松元ヒロが20年以上も演じていた憲法を擬人化した一人舞台劇「憲法くん」(松元ヒロ製作、馬奈木厳太郎プロデューサー)をベースに、映画では渡辺美佐子を主役に広島で爆死した集団疎開の少年の思い出と共に«日本国憲法とは…
4月に紹介する邦画は、28歳のOL山田テルコ(岸井ゆきの)と合コンで偶然出会った出版社の編集者のイケメン守(成田凌)に一目ぼれ、ぞっこん惚れてしまったテルコに対して、恋愛感情など毛ほどなく、まして将来結婚などの意志もなかったマモルの、男女のすれ違…
紀元前245年頃の群雄割拠の中国舞台に、大国の晋(山西省)、斉(山東省)、秦(陝西省)、楚(湖北省+湖南省)などが互いに争う戦乱の時・春秋戦国時代に、秦の戦いで親を失くした少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)の二人の少年を主人公に、奴隷の子供は一生…
第42回日本アカデミー賞の授賞式が3月1日に開催されました。是枝裕和監督の『万引き家族』が作品、監督、主演女優(安藤サクラさん)など8部門で最優秀賞に輝いた。その他の最優秀賞は、主演男優に役所広司(『孤狼の血』)、助演男優に松坂桃李(『孤…